ヴィーガンらーめん
ヴィーガンらーめんは家で作ると手間はかかりますが、感動の美味しさです!
日本でらーめん屋さんがない町はないといっても過言なほど、生活に浸透しているらーめん。それでも、市販のインスタントらーめんを含めて、ヴィーガンのものは本当に少ないです。そこで、家で作ってみることにしました!
らーめんの味を決めるのは、何といってもスープ。お肉や骨、魚介類で通常は出汁がとられますが、それらなしでも濃厚なスープができるのかどうか…
まずは、ベースとなる出汁を準備します。乾燥しいたけと昆布を一晩水に漬け、じっくりエッセンスを抽出します。
らーめん作りの当日。まずは、長ねぎの青い部分、玉ねぎ、にんにく、しょうがといった香味野菜をごま油で炒め、味を引き出します。
しっかりと炒めたら、準備しておいた出汁を加えます。この時に、昆布としいたけは加えずに取り除きます。
そこに乾燥させた玉ねぎの皮とにんじんの皮を加えます。玉ねぎの皮とにんじんの皮は、調理をする時に捨てがちなのですが、窓際などの日が当たるところで天日干しにし保存しておくと、ベジブロスを作るのにとても重宝します。
1時間ほど弱火で煮込むと…
全ての野菜を取り除き、こし器などでこします。らーめんを食べる直前に、スープを温め、醤油で味付けします。
次に麺です。どのスーパーでも中華生麺は売っているのですが、卵が入っていないものは本当に少ない!ということが分かりました。違うスーパーに行く度にチェックをして、やっとあるスーパーで卵成分が入っていない麺を発見しました…
生麺なので、沸騰したお湯で1分ほど茹で、水を切るだけです。
らーめんのトッピングは、野菜炒めとピリ辛味噌そぼろにしました。
野菜炒めは、そぼろが味が濃い目なので、シンプルに塩こしょう、醤油少しのみの味付けです。
油を熱し、細切りにしたにんじんを炒めます。にんじんに少し芯が残るくらい火が通ったら、細切りにしたセロリを加えます。塩こしょうを入れ、炒めます。
洗って水を切ったもやしを入れ、すぐに蓋をし、数分蒸します。
真ん中を開け、醤油を加えます。醤油の焦げるいい匂いがしたら、全体が混ざるように炒め、置いておきます。
ピリ辛味噌そぼろには、おからこんにゃくを使用しましたが、手に入らなければ、ひき肉タイプのソイミートや水切りして崩した木綿豆腐でも大丈夫です。
醤油麹大さじ1、麦みそ大さじ1、豆板醤小さじ1/2、水大さじ1を混ぜ合わせておきます。
みじん切りにしたニンニクとしょうがをごま油で炒め、香りがたったら、ブレンダーやフードプロセッサーで細かくしたおからこんにゃくを入れます。おからこんにゃくに油が回ったら、酒を小さじ1入れ、炒めます。真ん中を開け、合わせ調味料を加えて、全体が良く混ざるように炒め、置いておきます。
あとは、茹でた麺にスープを加え、野菜炒めとピリ辛味噌そぼろをのせればヴィーガン醤油らーめんの完成です!
野菜だけで作った出汁とは思えないほど、とても濃厚なスープに仕上がりました!野菜炒めのしゃきしゃき感とそぼろのピリ辛が、さっぱりとした醤油ベースのスープにぴったりです。らーめんは、美味しいけれど、油っこくて体に良くないというイメージがありますが、ヴィーガンで作れば、ヘルシーですし、野菜が沢山とれて栄養も満点です。是非お試しください!