TVLが一日だけの夏限定ヴィーガンイタリアンレストランを開いたら…
今日は、暑い夏にぴったりな火を使わない、見た目にも涼やかでおしゃれなイタリアンおもてなし料理を作っていきます。
ズッキーニラビオリ フレッシュトマトソースとともに

夏野菜は火を通さないでも食べられるものがたくさん。ズッキーニもその一つです。薄切りにして塩を少しまぶします。水分が出てきて柔らかくなったら水気を取り、即席ラビオリの皮の完成です。
火を使わないクッキングは、時間に素材を調理してもらいましょう。豆乳ヨーグルトは、一晩かけて水切りをし、生のカシューナッツは、一晩浸水させておきました。
水分を失ってクリーミーになった豆乳ヨーグルト1/2カップと浸水させ水分を蓄えたカシューナッツ1/2カップを塩こうじ小さじ1とともにブレンダーにかければ、まるでリコッタチーズのような濃厚なソースに。冷蔵庫で冷やし、少し固くしていきます。
ラビオリのソースは、フルーツのように甘いトマト2カップを塩麹小さじ1とオリーブオイル大さじ1とブレンダーにかけ、トマトソースに。旬の甘いトマトは青臭さがなく、ピューレにするだけでフルーティーなソースになります。最後にオリーブオイルを少しだけたらし、フレッシュなオレガノをちらせばできあがり。
塩こうじ豆腐とトマトの冷製パスタ

火を使わないクッキングに、時間の他に、漬けるというエレメントを足してみましょう。しっかりと水切りした木綿豆腐は、塩こうじでコーティングし、冷蔵庫で4日間漬け込み、チーズのような味わいになっています。崩して、冷製パスタのソースにいれていきます。
潰したガーリックは一晩オリーブオイル漬けに。生のガーリックは、辛味や苦みがありますが、オイル漬けにすればまろやかで程よい香りをまとったソースのベースになります。
トマト小3個は種を取り除き、みじん切りにします。レモン汁大さじ1、ガーリック漬けオイル大さじ1、塩少々、刻んだトマト、塩こうじ豆腐1/4カップを合わせ、ソースに。
パスタには、糖質0g麺の細麺タイプを。おからとこんにゃくできていて、低糖質、グルテンフリーだけではなく、程よいコシで茹でずにそのまま使えます。
ソースと和えて、お皿に盛ったら、フレッシュなバジルを添え、イタリアンな香りたっぷりの冷製パスタの完成です。
ビーツとアーモンドの冷製スープ

ラビオリのトマトソースを作ったように、ブレンダーは火を使わないクッキングに活用したい調理器具。前菜や箸休めにぴったりな冷製スープも簡単にできてしまいます。
適当な大きさに切ったビーツ1個、一晩浸水させておいた生のアーモンド1/2カップ、水1/2カップ、塩こうじ小さじ1をブレンダーにかけるだけ。最後にガーリックを漬け込んだオリーブオイルをたらし、レモン汁を絞りかけ、フレッシュなチャイブを刻み入れます。
インサラタ・ミスタ

火を使わないお料理と言えば、サラダ。イタリア風インサラタに仕上げていきます。
いつも火を通すかぼちゃも、生のまま食べられる夏野菜の一つ。ピーラーで薄く削っていきます。
新鮮なレタスは、水で洗い、手でちぎりよく水気を切ったら、オリーブオイル小さじ2をボールの側面から入れ手でまんべんなくコーティングします。塩ふたつまみを振り入れ、赤ワインビネガー小さじ2をボールの側面から入れたら、かぼちゃ、オリーブを入れ、ざっくりと全体を混ぜ合わせます。
トッピングするのは、2日間ぬか漬けにした木綿豆腐。塩気のあるチーズのような味わいでサラダにぴったりです。
ティラミス TVLスタイル

火を使わずに作るイタリアンの定番デザートと言えばティラミス。乳製品、卵、砂糖不使用、グルテンフリー、かつヘルシーなギルトフリーデザートにしましょう。
ティラミスは、生地、クリームの二つのレイヤーでできたお菓子。生地は、通常はレディーフィンガーというビスケットをエスプレッソに浸したものですが、今回使うのは、生のおから。
コーヒーは、火を使わず、常温の水で6時間ゆっくりと抽出した、まろやかなもの。コーヒー100mlに濃縮甘酒大さじ1とラム酒小さじ2を加え、合わせます。
生おから1カップに、りんご1/4個をすりおろし入れ、こめ油大さじ1を加え混ぜ合わせたら、コーヒー液をおからがしっとりするまで加えます。
クリームのレイヤーは、水切りした木綿豆腐半丁、ラビオリでも使用した一晩水切りした豆乳ヨーグルト1/2カップ、レモン汁小さじ1、ラム酒小さじ1、濃縮甘酒大さじ2をなめらかになるまでブレンダーにかけます。
器に生地とクリームを交互に入れ、食べる直前まで冷蔵庫で冷やし、クリームを少し固めます。ココアパウダーをまんべんなくふり、サーブします。