先日、環境活動家として全国を回り、毎日、気候変動について伝える講演会を開催されている、谷口たかひささんと対談を行いましたので、今回の記事は、その前半部分、気候変動や環境問題についてのハイライトとなります。
環境活動家 谷口たかひさ氏とは?
Natsuki(以下TVL):谷口さんは、イギリスの大学を卒業されて、その後に貧困や飢餓問題に関心があって、国連で働くことを目指して一旦は企業に就職したものの、起業という道を選んでドイツで起業。今は環境活動家として日本で、そしてグローバルにツアーをされているという方です。
まずは、ドイツで起業されてそれで環境活動家として今活動されていてことなんですけれども、そこまで至った経緯やそして今の活動内容について教えていただければと思います。
谷口:プラスチックゴミ問題にすごく関心があって。プラスチック、実は30%は自然界に流れてしまっているという風に言われていて、それを魚が食べてその魚がそれでお腹がいっぱいになって死んでしまったりとか、海の上を漂っているレジ袋とかのゴミが太陽に当たってマイクロプラスチックって言われるような細かいプラスチックになって、それを魚が食べてその魚を僕らが食べることによって、僕らの体に返ってきてます。
実際に東京湾で獲られたいわしからも、もう8割以上からプラスチックが検出されていて。なんで、僕たち人間は今、一人当たり毎週、クレジットカード一枚分5グラムのプラスチックを毎週、毎週食べ続けているということが世界的に有名な新聞で発表されています。
食べるとどうなるかと言うと、女性は乳がんになる確率がすごく上がると言われていて、実際に日本が発表しているデータでこの30~40年の間に乳がんで亡くなる女性の数が1年当たり3倍から4倍ぐらい増えてます。
実際、乳がんっていうのは他の癌とは違って、若くてもかかる癌で今、この国で30代と40代の女性が亡くなってる原因の1番目です。
自分の大事な人が乳がんになってからでは手遅れなんで、このプラスチック問題なんかしたいなと思って、プラスチックフリーの製品を日本にどんどん持ってくる会社をドイツで立ち上げました。
そうしている中で、去年の7月23日に、BBCっていうイギリスの英国放送協会日本で言うとNHKみたいなところが、この気候変動とか地球温暖化って言われる問題から人類が生存可能なレベルのは還れるかどうかはこの18か月後、一年半の僕達一人ひとり行動の選択にかかっていますということを報道して。これが世界中ですごくショッキングなニュースとして大きく報道されました。
実際にドイツでもその報道がなされてから、一気に中学校とか高校とか小学校の学校っていうのを全部サボってストライクしてm街中で本当にそろそろ無関心を止めてくださいと大人の人に訴えかける子供を見るようになったりとか。一気に気候変動関連の報道、もともと多かったですがまた増えたように見えました。
そういう状況なのに日本では全くこのことについて報道がされていない。良くも悪くもすごく平和な状態に見えるんですけど、ドイツではそういうことが起きていてこれが本当に同じ星の上で起きてることなのかっていうくらいすごくショックを受けました。
自分の将来もリスクにかけながら戦っているのは基本的に子供で子供と大人の行動の差にもすごくショックを受けましたし、何より自分がこの問題はそこまで、まずいとは知らなかったんですけど、ずっと基本的に知っていたこの問題容認してきた。
自分が今まで何してたんやろうってことにもすごくショックを受けましたし自分ができるやろう?って考えた時にまずメディア。
日本では報道されないからみんな知らないんだみたいなことをメディアを責めても何も変わらないので、メディアが報道しないなら、もう自分がメディアになるしかないと思って。もうこのプラスチックフリーの会社とかをやってる場合じゃないと思って、まず知っていただこうと思ってお話をして、回らせていただきたいですということをオンラインとかで発信した結果、世界中で招待いただけるようになりました。
今は毎日休みなしでどこかでお話をさせてもらってるような状態です。
気候変動は待ったなし?!
TVL:環境問題といってもいろんな問題があると思うんですね。水質汚染だったりとか、大気汚染だったりとか。どういうところが待ったなしな状況なのかをお話ししていただけますでしょうか。
谷口:気候変動が今原因で起きているって言われてる異常事態は、いつも僕の講演会で5つ説明させてもらっていて、一つ目が干ばつ。
気候変動、地球温暖化って言われる問題ですごく気温が上昇したときに、大地、地面とかに含まれているような水分が蒸発して、大地がカラカラに乾いて。それがひび割れて何も作物が育たなくなるような状態を干ばつと言って、それによる水不足であったりとか食糧不足になる人がすごく今急増しています。
二つ目が生態系の変化。今、サバクトビバッタって言われる種類のバッタが今大量発生していてこれは一匹当たり大きいもので18CM近くのものも存在するようなすごく大きなバッタで、もともとアフリカ大陸の東の方でしか生息しないようなバッタだったんですけども、今20カ国以上に広がっています。
このバッタすごく作物を食べます。自分の体と同じぐらいの大きさ、量の作物を毎日食べると言われていて、このバッタが米とか麦とかトマトとかっていう作物を世界中ですごく壊滅させて回っています。もともとこれが発生していたアフリカ大陸の東のケニアでは一つの国でこれが2000億匹まで増えて一億人分ぐらいの食料が壊滅させられたっていう風に発表されてます。
今世界中の農作物を壊滅させてもらっているのでこのままいくと地球上で食べ物で全部繋がってるので人類が食糧危機に陥るっていうので、国連が人道的っていう非常事態宣言を発令しました。
大量発生も地球温暖化が原因という風に国連が発表していて、今、地球温暖化で海がとても熱くなってます。広島に落とされた原子爆弾を1秒間に5個海に突っ込み続けるくらいのスピードで海が熱くなってます。
海が熱くなると水蒸気の量が増えて豪雨、台風、大雨が起きやすくなると言われています。先ほどお話しした、アフリカ大陸の東の方もともとのこのバッタの生息地で降った雨の量は例年の400%去年の10月から12月にかけて例年の400%という異常な雨が降って、それで水たまりみたいなものが大量発生してそういったところに卵を植え付ける種類なので、これが今大量発生しています。
三つ目は火災。オーストラリアの森林火災っていうのは、基本的には日本でも去年の暮れぐらいに有名になったと思うんで説明不要だと思うんですけど。オーストラリアの森林火災知ってますかというと知っているけど、なんで起きたか知ってます?って聞くと基本的に知っている人はいないですね。
なんで起きたかというと、一番大きなものはオーストラリアで有名なコアラっていう動物がつかまっているユーカリという木は樹脂、油をたくさん含んだ木なので、乾燥が進んだ状態だと気温が40度超えただけで自然発火すると言われています。
樹脂を多く含む木はユーカリだけではないのででアメリカとかロシアとかフランスとかポルトガルって言ったところでも今この森林火災が起きています。
そういった自然発火の森林火災と違って、アマゾンの森林火災は人が火をつけていると言われています。アマゾンみたいな原生林、人が、原住民がまだ住んでいたりとか自然がまだ残ってるようなああいった原生林に人が火をつける一番大きな原因は、僕たちの日々の選択っていうものとすごく深い繋がりがあって、今日のテーマとも繋がってくると思うんですけども、特に牛肉のために人は火をつけているって言われてます。
牛ってめちゃくちゃご飯を食べます。今世界で、先ほどの飢餓貧困の話にもなるんですけど、子供も含めて8億人以上ご飯が食べれない人がいる中で、牛が食べているごはんの量は人間400億人以上が食べていけるの量を毎日餌として食べてています。
牛に与えるための餌となるトウモロコシとか大豆を育てるための場所がもう地球上に物理的に足りなくなってしまったので、原住民が住んでいたりとかそういうもともと自然の原生林が残っているような場所にガソリンをかけて焼き払って、焼き払った場所で大豆とかトウモロコシを育てないと、僕らが100グラム100円のお肉とかを食べるっていうことが続けられなくなってしまったので、ああいった火災になってしまっていると言われています。
四つ目は台風、洪水、豪雨ですね。先ほどお話ししたみたいに海が今急激に熱くなっているので台風、洪水、豪雨っていうものが今多発してます。一月にはオーストラリアで100年に一度と言われる豪雨、洪水が起きましたし二月には、ブラジルで、子供が立てなくなるような高さの水位の豪雨が起きて50名近くの方が命を落としました。
ドイツとかイギリスも今年の2月に豪雨、洪水でどんどん街中で家が倒壊していっていて同じ2月にスペインでは超大型の波を伴う嵐が起きていて、すごい高さの波だったんですけどもその波の高さがちょうど15メートル。ちょうど福島第一原発を襲った津波の高さが15メートル、同じ高さです。ああいった高さの波が地震を伴わなくても来るようになってます。
ドイツごっつい寒い国で夏も暑くならないのでクーラーってないんですね。でも去年の2019年の7月は人類の歴史上最も暑い月だったっていう風に公式記録されて、そんなクーラーがなかったようなドイツの気温は、42.6度。
隣のフランスっていう国はここもクーラーないようなとこなんですけど、この国は去年の7月は気温が46度まで上昇しました。
ヨーロッパでは去年の3月から学校を閉鎖しました。これはもちろんコロナではなくて子供が通学のために家から外に出ると命の危険に関わる気温だったので学校を閉鎖させました。気温が上がると、金属は膨張するので電車のレールが膨張して電車が脱線しました。これはまずいってなってドイツ全土で電車も止められてました。これが日本で全然報道されなかったですけど去年の夏、ヨーロッパで起きていたこと。
今年はさらに去年を上回るような暑い日が続いていて、歴史上一番暑い年になる可能性が高いって言われてるんですけど、日本でも先月、8月17日に静岡県で日本歴代最高気温となる41.1度を記録しました。同じ日の、森林火災が起きているカリフォルニア今年の8月17日のカリフォルニア州の気温は54.4度。
南極の気温は今年の2月に+の20℃を上回りました。南極の気温が20℃を超えたのはもちろん初めてのことで、氷点下を超えているので、たった9日間で1/4の氷とか雪が溶けて流れてて、これが今海面上昇海の高さをどんどん上げることをしています。
もし南極の雪とか氷が全部溶けた場合って海に流れ出た場合海面ってどれぐらい上がると思います?
TVL:5メートルくらいとか?
谷口:60メートル上がります。ほぼ沈みます。
TVL:気候変動という風に考えると地球温暖化っていう方が私たち聞き慣れてる言葉じゃないですか。だから気温がとりあえず上がるものだっていうイメージがあると思うんですけど、それだけではなくて、世界的に見ると例えばすごい砂漠化しているとか干ばつがひどくなってるところもあれば、逆に大雨とか高波とか水の災害がすごくなってるところもあったり、全体的に地球のバランスが崩れていってしまう。冬になるとまた今度すごい寒い地域とかも出てくるんですよね。
谷口:仰る通りですね、全体を平均すると地球の温度上がっていってるので温暖化って言っても違和感はないんですが、仰ったような理由で僕は気候変動という方がすごくしっくりきて。
気温に関しても異常気象とか異常事態に関しても、これはやっぱり難しい部分が、予測ができないんですよね。もちろん、何年で温度がどれくらい上がるかとか二酸化炭素がこれぐらい出ると温度がこれくらい上がりますっていうモデルはあるんですけれども、今年オーストラリアで起こった森林火災とかカリフォルニアの森林火災を予測できた人がいるかと言うと基本的に聞いてないですよね。
今まで安定した気候の中で奇跡的に安定してた気候の中である程度どんなことが起きてどうなってきたかっていうのは、僕ら経験があるんで、ずっと同じことを続けてたんですけども。今みたいに急激に地球の温度が上がっていっている中でどういう事が起きるかってのは予測できないんです。
そもそもなぜ気温が上昇するの?
TVL:ちょっと一歩下がって、そもそもなぜ気温が上昇するのか。私たちが排出するガスは二酸化炭素が主かなっていう風に多分皆さん思ってると思うんですけど、温室ガスとその地球の温暖化の関係性というものを解説していただければ。
谷口:火星にいくプロジェクトってあるじゃないですか?でも彗星にいくプロジェクトってないじゃないですか。あれなぜかと言うと、もちろん彗星は銀河系で一番太陽に近い星なんで暑すぎるっていうお話はあるんですけども、夜は逆に気体が凍るくらいの寒さになる。何故かと言うと大気がないんです。
地球っていう星には大気があるじゃないですか。この大気が一度太陽光によって暖められた温度を夜の間も逃さないでいてくれるのでそもそもこういう風に生命が繁栄できるような星でいれてるんですね。
地球に跳ね返って宇宙空間に出て行く方の太陽光の周波数をキャッチするのが温室効果ガスと言われているCO2だったりするという風に言われています。なので、もともとはこのCO2ってものがあるおかげで僕たちこの地球上に生まれてくることができてこの恩恵を受けているんですけれども、これの濃度が異常に高くなっていくとキャッチすぎてどんどんどんどん地球が温まってしまうというのが温暖化のしくみっていう風に言われています。
TVL:温室効果ガスって呼ばれるものは二酸化炭素だけじゃなくて他にも色々あるんですよね。いくつかあって、それが地球の周りを囲っていて、まるで温室のようにして。温室効果のようなことが生まれているから温室効果ガスという風に言われていると私は理解してるんですけど。
その二酸化炭素がその本来は地球を暖めてくれていた存在だったのが増えすぎて熱をこもらせてしまっている。
畜産業と環境問題
TVL:日本であまり報道されていない環境問題の中のテーマの一つとして、今日お話をお伺いしたかった、お肉を食べることと環境問題っていうところで。畜産業と環境問題の関係性っていうのちょっとお話しいただければと思うのですが。
谷口:先ほどお話ししたような地球の肺って言われてるような森林の火災というか焼き払うっていうのに一躍かっているというかそれの主因が畜産というのはあります。
そもそもこの畜産動物、牛のゲップとかおならっていうのがメタンガスと言われる気体を排出しています。先ほどお話しいただいたみたいに温室効果ガスというのはCO2だけではなくて、CO2が今大体70%強と言われていて温室効果ガスの1/5弱。19%強を占めるのがメタンガスと言われていて割合で言うとCO2の方が大きいですけれどもメタンガスはCO2に比べて25倍前後、地球の温度温める効果もっと高いって言われています。
これを家畜動物がゲップとかおならで排出してだいたい今大気中に存在するメタンガスのほとんどはそういった家畜動物から出ていると言われています。
BBCが今年に報道したところによると、地球温暖化を止めるために個人ができることで効果が大きいものベスト10を発表して、そこはやっぱりヴィーガンになるっていうこともランキングにもちろん入ってくるのですが一位はダントツで車を止めることということが発表されています。
なんですけど、実際にGuardianというイギリスで信頼性が一番高いと言われてる新聞社は一昨年でしたかね、個人ができる問題解決への一番効果的なことは、お肉と乳製品を止めることとという発表も出ているので非常な大きなインパクトを持っていることは確かです。
環境問題と気候変動とここはちょっと切り分けて考えなければいけないというか気候変動、CO2だけの話しているとやっぱり車を止めることが一番効果的だっていう説が多くみられます。ただ、環境問題という話になるとこれは気候変動だけじゃない、もちろん気候変動も環境問題の一部ですし、他に、最初に仰っていただいたように水質汚染、大気汚染といったものも、これは約半分が畜産によって起こっているので、そういったものを全てひっくるめて解決に向かう解決のために個人ができる一番効果的なことは肉と乳製品を止めることっていう風な記事は出ています。
TVL:先ほどお話しいただいていた中で、森林の伐採と森林の焼き払われる事っていうのがあったと思うんですけど、それを畜産業の中で考えると牛の放牧地を作るためであったりとか、あと牛が食べる飼料を生産するためにそういうことがアマゾンで行われている。森林を伐採すると、二酸化炭素を吸って酸素にしてくれる木がその分減るっていうことで二酸化炭素の量が減らないっていうのは想像できるというかイメージできるんですけど、その他に木が燃えることによってその燃えることで二酸化炭素の量が増えるという現象がありますね。
谷口:今仰っていただいたみたいに植物が確かに空気中のCO2を吸うっていうのは事実なんですけど、何か別のものに変えたりとかいうことをしてるわけじゃなくて吸ったものをそういった植物とかは自分の中に溜め込んでいくので、燃えると先ほど仰ったみたい排出されます。
去年オーストラリア森林火災によって排出されたCO2の量っていうのは、これは日本っていう国は年間かけて世界でも有数のCO2をたくさん排出している国なんですけれども、日本が一年間に排出してる全部のCO2を合わせたよりも去年のオーストラリアの森林火災によって排出された量は大きいと言われています。
環境問題はどうして起こっているのか
TVL:森林に関して言うとちょっとヴィーガンからは脱線しちゃうんですけど、世界的に見た時に森林ってどこにあるんだろうって考えると、アマゾンとあとスマトラ、インドネシアのスマトラにも森林がある。そちらの方もかなり燃やされていて、そっちの方は牛の放牧とか畜産業というよりパームヤシを育てる土地を切り開くために開拓するために焼き焼き払われてる。
パームヤシを原料としたパームオイルというものは私たちが生活している中で実はいろんなものに使われているんですよね。洗剤だったりとかあと食べ物。
谷口:熱帯雨林、世界三大雨林、今仰ったみたいにアマゾンとインドネシアのところにあるところとあとはアフリカ大陸の中部くらいにあるんですけどもインドネシアにあるものに関してはパームオイル、ヤシ油というものが森林火災の主因と言われています。今仰ったみたいにもちろん洗剤に入っていますしあと化粧品にもたくさん入っていますし、食べ物で言うと、カップラーメン、カレーのルーチョコレートなんかにも使われていますし本当にあらゆるものに使われています。
TVL:畜産業に関してもそうだしパームオイルとかに関してもそうだし、私たちが追求しているライフスタイル。
安い、例えば100グラム100円のお肉がいつでも手に入る状態にしておきたいだったりとか、一個100円のお菓子をいつでもコンビニとかに行って食べられる状態にしておきたいだったりとか、そういうことがお肉やパームオイルという原料だけではなくて、安く早くっていうのを追求する中で、ちゃんと輸送を早くスピーディーにしなきゃいけないからそれだけ沢山のトラックを使って輸送していたりとか。
あと、何か私たちがヘルシーになりたいって言いながら、すごい遠いところから…私も食べてるからあまり言えないんですけどチアシードとか輸入したり。スーパーフードと呼ばれるものでも日本で育たないものをそんなわざわざ地球の反対側から輸送してきて、どれくらいそれを私たちの手元に届けるために地球の環境が汚されているかという問題もやっぱり考えなきゃいけない。
ライフスタイル全体的に見て私たちがもう少しだけその早く安くいつでもたくさんって言うのを少しだけ一歩下がって、我慢…我慢するって言い方よくないのかな、見直してみるだけですごくできることって実はいっぱいあるような気がするんですけど。
谷口:そういう話になった時僕がいつもお話ししてるのは投票に行こうなんですよね。
【後半の、私たちができること、については、是非動画をご覧ください!】
谷口氏とお話ししてみて
谷口さんとお話しをする中で、毎日講演をされている、そして、毎日スケジュールが講演で埋まるほど招待が絶えない、というのが本当に頷けました。彼のお話しは、分かりやすく、問題の深刻さを的確に伝えてくれます。
ただ、それだけではなく、谷口さんの、真っ直ぐな、一点の曇りもないその信念と行動が、私たち聴いている人の心を掴み、離さないのだと思います。
そして、彼のお話しは、いつも希望に満ちています。
私たちの多くは、地球温暖化についてうすうす気づいてはいたけれど、南極にいる白クマに何があっても、南の国が水没していても、大変だなあと思うけれど、結局は他人事という姿勢を続けてきました。
そして、近年の夏の気温上昇や台風・豪雨被害の拡大によって初めて、自分の身近な話題になって初めて、事の深刻さを理解してきています。
誰かが何とかしてくれる、ではなく、これは自分の人生。この星に生まれた一つの命として、この命が存在する時間をどう過ごしていくか。それは、私たち一人ひとりが今決められることです。
どんなに小さな一歩でもいい。何か行動を起こしてみませんか?